こんにちは!テラコヤバブの上村です。
今回は、小学3年生のお子さんについてご紹介いたします。
算数の学習場面、「数」の概念理解って改めて考えると難しいものです。
数字で、例えば「8」という数があります。
数の概念と数字とのマッチングを課題の一つとしているKさんは、
「8」と筆記することはできても、1が8つ集まったものという認識には
結びつきにくい様子です。
そこで、本人の視覚に訴えかけてみます。
まずは玩具のブロックを10個ほど用意します。
それを本人の前に提示し、「8個、先生にください」と伝えます。
すると彼女は「1、2、3、・・・」とゆっくり数え始めます。
「はい、8個!」
彼女が迷いなく差し出す8個のブロック。
そう、それが「8」という数です!!
彼女が紙に書いた数字の「8」と、数えたブロックの「8」個。
具体物を用いて、目で見て理解してもらう試みに、本人もなるほど合点がいった
様子でした(^^)
口頭での説明による理解促進が難しい時、視覚からの情報が手がかりとなるケースもあります。
今回使用したブロックは、例えば指を使うことや紙に「〇」を書くことでも代用可能だと思います。
一見易しそうに思える数字の理解ですが、「数」の概念が苦手なお子さんは、
ぜひ、具体物を使って、「まずは5までの数」という具合に、徐々に学習をすると良いでしょう。
テラコヤでは、お子様の特性や状況に合わせて、学習教材や学習内容を設定し、
苦手な部分の克服や得意な部分の向上にご協力をいたします☆