障害に関する用語集タイトル

背景

障害の種類

専門職種

特別支援教育

障害に関する検査

発達障害

発達障害はいくつかのタイプに分類されており、自閉症、アスペルガー症候群、注意欠如・多動性障害(ADHD)、学習障害、チック障害などが含まれます。
これらは、生まれつき脳の一部の機能に障害があるという点が共通しています。同じ人に、いくつかのタイプの発達障害があることも珍しくなく、そのため、同じ障害がある人同士でもまったく似ていないように見えることがあります。個人差がとても大きいという点が、「発達障害」の特徴といえるかもしれません。

広汎性発達障害(PDD)

広汎性発達障害(PDD:pervasive developmental disorders)とは、自閉症、アスペルガー症候群のほか、レット障害、小児期崩壊性障害、特定不能の広汎性発達障害をふくむ総称です。

自閉症スペクトラム障害(ASD)

現在の国際的診断基準の診断カテゴリーである広汎性発達障害(PDD)とほぼ同じ群を指しており、自閉症、アスペルガー症候群、そのほかの広汎性発達障害が含まれます。症状の強さに従って、いくつかの診断名に分類されますが、本質的には同じ1つの障害単位だと考えられています(スペクトラムとは「連続体」の意味です)。典型的には、相互的な対人関係の障害、コミュニケーションの障害、興味や行動の偏り(こだわり)の3つの特徴が現れます。
自閉症スペクトラム障害の人は、最近では約100人に1~2人存在すると報告されています。男性は女性より数倍多く、一家族に何人か存在することもあります。

自閉症

文部科学省における自閉症の定義は、以下の通りとなっています。
自閉症とは、3歳位までに現れ、①他人との社会的関係の形成の困難さ、②言葉の発達の遅れ、③興味や関心が狭く特定のものにこだわることを特徴とする行動の障害であり、中枢神経系に何らかの要因による機能不全があると推定される。

アスペルガー症候群

アスペルガー症候群は、広い意味での「自閉症」のひとつのタイプです。最初に症例を報告したハンス・アスペルガーというオーストリアの小児科医の名前にちなんでつけられました。アスペルガー症候群は、自閉症の3つの特徴のうち「対人関係の障害」と「パターン化した興味や活動」の2つの特徴を有し、コミュニケーションの目立った障害がないとされている障害です。言葉の発達の遅れがないというところが自閉症と違うところです。知的発達に遅れのある人はほとんどいません。

高機能自閉症

文部科学省における高機能自閉症の定義は、以下の通りとなっています。
高機能自閉症とは、3歳位までに現れ、①他人との社会的関係の形成の困難さ、②言葉の発達の遅れ、③興味や関心が狭く特定のものにこだわることを特徴とする行動の障害である自閉症のうち、知的発達の遅れを伴わないものをいう。
 また、中枢神経系に何らかの要因による機能不全があると推定される。

学習障害(LD)

文部科学省における学習障害の定義は、以下の通りとなっています。
学習障害とは、基本的には全般的な知的発達に遅れはないが、聞く、話す、読む、書く、計算する又は推論する能力のうち特定のものの習得と使用に著しい困難を示す様々な状態を指すものである。
 学習障害は、その原因として、中枢神経系に何らかの機能障害があると推定されるが、視覚障害、聴覚障害、知的障害、情緒障害などの障害や、環境的な要因が直接の原因となるものではない。

注意欠陥/多動性障害(ADHD)

文部科学省における注意欠陥/多動性障害の定義は、以下の通りとなっています。
ADHDとは、年齢あるいは発達に不釣り合いな注意力、及び/又は衝動性、多動性を特徴とする行動の障害で、社会的な活動や学業の機能に支障をきたすものである。
 また、7歳以前に現れ、その状態が継続し、中枢神経系に何らかの要因による機能不全があると推定される。

知的障害

知的障害とは、記憶、推理、判断などの知的機能の発達に有意な遅れがみられ、社会生活などへの適応が難しい状態をいいます。

ダウン症

正式名は「ダウン症候群」(最初の報告者であるイギリス人のジョン・ラングドン・ダウン医師の名前により命名)で、染色体の突然変異によって起こり、通常、21番目の染色体が1本多くなっていることから「21トリソミー」とも呼ばれます。この染色体の突然変異は誰にでも起こり得ますが、ダウン症のある子は胎内環境がよくないと流産しやすくなるので、生まれてきた赤ちゃんは淘汰という高いハードル乗り越える強い生命力をもった子なのです。
 ダウン症の特性として、筋肉の緊張度が低く、多くの場合、知的な発達に遅れがあります。発達の道筋は通常の場合とほぼ同じですが、全体的にゆっくり発達します。
 心疾患などを伴うことも多いのですが、医療や療育、教育が進み、最近ではほとんどの人が普通に学校生活や社会生活を送っています。

てんかん

文部科学省における脳の神経細胞(ニューロン)は、その数は数百億ともいわれますが、基本的に電気的活動を行っているため、強い電気刺激により異常で過剰な電気活動(電気発射)を起こす性質があります。「てんかん発作」は、このニューロンの電気発射が外部からの刺激なしに自発的に起こる現象を指し、また「てんかん」は、この「てんかん発作」をくりかえし起こすことを特徴とする病気です。
てんかんは、原因が不明な「特発性てんかん」と、頭部外傷、脳卒中、脳腫瘍、アルツハイマー病など原因が明らかな「症候性てんかん」に分けられ、前者が全体の約6割、後者が残りの約4割を占めるとされます。乳幼児から、小児、学童、思春期、成人、高齢者のいずれの年齢層でも発症しますが、特に小児と高齢者で発症率が高いといわれています。(厚生労働省 みんなのヘルスより)自閉症の定義は、以下の通りとなっています。
自閉症とは、3歳位までに現れ、①他人との社会的関係の形成の困難さ、②言葉の発達の遅れ、③興味や関心が狭く特定のものにこだわることを特徴とする行動の障害であり、中枢神経系に何らかの要因による機能不全があると推定される。

言語障害

言語障害とは、発音が不明瞭であったり、話し言葉のリズムがスムーズでなかったりするため、話し言葉によるコミュニケーションが円滑に進まない状況であること、また、そのため本人が引け目を感じるなど社会生活上不都合な状態であることをいいます。

吃音

日本吃音臨床研究会による定義は以下の通りとなっています。
1)音を繰り返したり、つまったりするなどの明確な言語症状がある。
2)器質的(脳や発語器官等)に明確な根拠が求められない。
3)本人が流暢に話せないことを予期し、不安を持ち、悩み、避けようとする。

場面緘黙症

選択制緘黙、もしくは場面緘黙と呼ばれ、他の状況では話すことができるにもかかわらず、特定の社会的状況では一貫して話すことができない状況のことで、話す能力がない人ではありません。他の障害による二次障害である場合もあれば、そうでない場合もあります。

視覚障害

視覚障害とは、視力や視野などの視機能が十分でないために、全く見えなかったり、見えにくかったりする状態をいいます。

聴覚障害

聴覚障害とは、身の回りの音や話し言葉が聞こえにくかったり、ほとんど聞こえなかったりする状態をいいます。

肢体不自由

肢体不自由とは、身体の動きに関する器官が、病気やけがで損なわれ、歩行や筆記などの日常生活動作が困難な状態をいいます。

脳性まひ

受胎から生後4週間以内の新生児までの間に生じた、脳の非進行性病変に基ずく、永続的な、しかし変化しうる運動および姿勢の異常である。その症状は満2歳までに発現する。進行性疾患や一過性運動障害、又は将来正常化するであろうと思われる運動発達遅延は除外する。

適応障害

適応障害は、ある特定の状況や出来事が、その人にとってとてもつらく耐えがたく感じられ、そのために気分や行動面に症状が現れるものです。たとえば憂うつな気分や不安感が強くなるため、涙もろくなったり、過剰に心配したり、神経が過敏になったりします。また、無断欠席や無謀な運転、喧嘩、物を壊すなどの行動面の症状がみられることもあります。
ストレスとなる状況や出来事がはっきりしているので、その原因から離れると、症状は次第に改善します。でもストレス因から離れられない、取り除けない状況では、症状が慢性化することもあります。そういった場合は、カウンセリングを通して、ストレスフルな状況に適応する力をつけることも、有効な治療法です。

二次障害

ある障害が原因となり、その障害本来の困難とは別の症状が出ることです。障害があることで周囲の人からからかわれ、登校拒否になってしまったりうつ病になってしまったりというのはこれにあたります。

作業療法士(OT)

運動や感覚の能力、食事やトイレなど日常生活で必要な能力、就学や就労において社会に適応する能力などを維持、改善する手助けをする資格のある人のことです。学習の場では、検査を通じて、子どもの得意な感覚器官を活かした学習を進めるなどの手助けをすることもあります。

言語聴覚士(ST)

吃音や発音が明瞭でない、言葉の発達の遅れなどの言語や聴覚に障害のある方、上手く噛む・飲み込むことができない方に対して検査や指導、支援を行う資格のある人のことです。教育機関だけでなく、医療施設、保健施設、福祉施設などで働く方も多くいます。

理学療法士(PT)

寝返る、起き上がる、立ち上がる、歩くなどの日常生活を行う上で基本となる動作の改善の手助けをする資格のある人です。運動療法や物理療法などを用いてリハビリの支援をすることもあります。医療機関で働いている方が多く、教育の現場では主に肢体不自由・病弱の分野で活躍しています。

学校心理士

学校生活におけるさまざまな問題について、アセスメント・コンサルテーション・カウンセリングなどを通して、子ども自身、子どもを取り巻く保護者や教師、学校に対して、「学校心理学」の専門的知識と技能をもって、心理教育的援助サービスを行うことのできる方に対して認定する資格です。特別支援学校や通常の学校といった教育現場だけでなく、教育委員会や教育センター、教育相談所等でも活躍しています。

臨床心理士

臨床心理学にもとづく知識や技術を用いて、人間のこころの問題にアプローチする心の専門家です。スクールカウンセラーの多くは臨床心理士の資格を持つ人であり、専門的な知識を大学院などで学んだ人しか資格をとることができません。

特別支援学校

2007年に養護学校から特別支援学校へと名称が改められました。なお、現在でも「○○盲学校」「○○聾学校」のように、名称をそのままにしている学校もあります。

特別支援学級

知的障害、肢体不自由、身体虚弱、弱視、難聴、言語障害、情緒障害のための学級のことで、通常の学校の中に設置されています。所属は特別支援学級となりますが、通常学級の活動に参加することもあります。特別支援学級に入るかどうかは、学校や地域で行われる就学相談などと相談の上、決定されます。

通級による指導

知的障害、肢体不自由、身体虚弱、弱視、難聴、言語障害、情緒障害のための学級のことで、通常の学校の中に設置されています。所属は特別支援学級となりますが、通常学級の活動に参加することもあります。特別支援学級に入るかどうかは、学校や地域で行われる就学相談などと相談の上、決定されます。

自立活動

障害を持つ子どもが、障害による学習上または生活上の困難を主体的に改善・克服するために必要な知識、技能、態度および習慣を養い、心身の調和的発達の基盤を培うための活動のこと。個別の指導計画の作成が義務づけられており、その内容に沿って指導されます。各教科の指導の中に、自立活動の内容が含まれることもあります。

個別の指導計画

子どもの実態を適切に把握し、指導するために学校が作成するもの。特別支援学校の教育課程において、自立活動および重複障害がある児童生徒については教科指導に関する個別の指導計画を作成することが義務付けられています。

個別の教育支援計画

障害のある子ども一人ひとりのニーズを正確に把握し、幼稚園から小学校、小学校から中学校と、環境が変わっても、長期的な視点で一貫して的確な支援を行うことを目的として策定されるものです。学校を中心として、福祉、医療、労働等の様々な側面を加味して作成されます。

ソーシャルスキルトレーニング(SST)

社会生活上の基本的な技能を身につけるための学習やストレスマネジメントと呼ばれるストレスへのよりよい対応の仕方を学ぶ学習などのことです。一度に行われる人数やテーマなどは決まっておらず、主催する側が目的に応じて決めています。

アセスメント

一般に「査定、評価、判定、所見」を意味する言葉で、カウンセリングでは「クライエントの心理面、社会面、教育面、身体面がどのような状態にあるか把握すること」を意味する専門用語である。(冨田(2008))

K-ABC心理・教育アセスメントバッテリー

2歳6ヶ月~12歳11ヶ月を対象とした、子どもの知的能力を、認知処理過程と知識・技能の習得度の両面から評価します。子どもの得意な認知処理様式を見つけ、指導・教育に活かすことを目的とした検査です。

日本版K-ABCⅡ

2歳6か月~18歳11ヶ月を対象とした、認知処理能力だけでなく基礎的学力を個別式で測定できる日本初の検査です。また、旧K-ABCとの違いとして、教育的または心理的な問題を抱える子どもに関わりの深い、継次処理能力、同時処理能力、計画能力、学習能力、流動性推理や結晶性能力など幅広い能力を測定できる点などがあります。

WISC-Ⅳ

5歳0ヶ月~16歳11ヶ月を対象とした、世界でも広く利用されている代表的な児童用知能検査のひとつ。全体的な認知能力をあらわす全検査IQと、言語理解指標・知覚推理指標・ワーキングメモリー指標・処理速度指標の4つの指標得点を算出します。個人内での強みや弱みを把握することで、得意な部分を活かした指導法を見つける手助けになります。

新版K式発達検査

0歳4ヶ月~満13歳頃を対象とした、発達の状態を、精神活動の諸側面にわたってとらえることができる検査です。全般的な進みや遅れ、バランスの崩れなどの発達の全体像をとらえるためのもので、「姿勢・運動」、「認知・適応」、「言語・社会」の3領域について評価します。発達年齢を算出することで、同年代の子どもの平均的な発達段階と比較することができます。

田中ビネー知能検査

日本で使われている知能検査の一つです。心理学者の田中寛一さんによって、1947年に出版された日本のビネー式知能検査の一種です。1954年、1970年、1987年と改定され、現行のものは2005年に田中ビネー知能検査Vとして出版されています。

MSPA

「コミュニケーション」「集団適応力」「共感性」「こだわり」「感覚」「反復運動」「粗大運動」「微細協調運動」「不注意」「多動性」「衝動性」「睡眠」「学習」「言語発達歴」の14項目において発達障害の特性を評価し、特性の強弱と支援の必要性という観点からスコアリングを行う検査です。

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